■2016年11月21日(月)

「ICARUS.1」ストーリー(ネタバレ&意訳)
 主人公Samは捜索船の乗員。Davidは人ではなく、彼女の宇宙服に装備されたAI。
 ICARUS.1を管理しているのはAEGLEと名付けられた高度なAI(スクショ)だが、どういう訳か人間を排除してしまったらしい。

 その目的は、Davidと合体、成長し、神の領域まで近づく事だった。AEGLEは最後に言う「David、私たちはもはや人間の干渉を受ける事なく、この宇宙に神として存在する事が出来るのです・・・」完

■2016年09月25日(日)

「The Uncertain: Episode 1 - The Last Quiet Day」
 舞台はいわゆるポストアポカリプスの世界。
「22世紀中期、壊滅的な戦争によって人類は絶滅したが、残されたロボット達が、新しい社会を築き上げていた。人間の過ちを教訓にし、着実に進化していたが、一つだけ問題があった。それは進化する事によって、悪しき人間により近くなっていくというジレンマだった・・・」

 主人公はエンジニアリング・ロボットのRT-217NP。彼は言う「私はロボットです。地球は今、人工生命体によってのみ生息しています。私たちは、完璧な社会を形成しました。ロボットは論理的です。人間は感情的かつ予測不可能でした。そして彼らは自ら始めた戦争で絶滅しました・・・」

 基本的には好きなジャンルのゲームなので、そこそこ楽しめたものの、不満な点も多い。まず窓モードが不可。パッドとマウスが同時に使えない(パッドを繋いでいるとカーソルが動かない)。移動速度が遅すぎ。メッセージがスキップ出来ない。異常に重いシーンがある等々。全体的にテンポがゆっくりなので、ストレスも少々感じた。
 パズルは全て自力で解けたので難易度は低い方だと思う。ストーリーには詳しく触れないが、続編も買いたくなるようなラストだった。約4時間でクリア。(満足度3.5/5)Greenmanで878円也。(
Steamは1,332円)


 
主人公RT-217NP:人間に例えると、善良な普通の市民という感じ。エンジニアなので肉体労働は苦手らしい。   事の発端は自宅近くに落ちたシャトル。ある秘密が明らかになる。

   
 
ホットスポットにカーソルを重ねると4つのアイコンが現れる。色と配置がXboxのパッドと同じ。QTEもあるのでパッドの方がやり易いかも。   何やらロボット達が会議中。

   
 
対になるアイコンを探すパズル。時間制限あり。   5桁の数字を当てるパズル:答えはランダムなので、他人の攻略は参考にならない。

   
 
パスワードは音階。ヒントはジュークボックスに。   エアカーを操縦するシーン。敵ドローンの攻撃もある。

■2016年09月07日(水)

「The Turing Test」(最後にストーリーのネタバレ有)
 パズルに関しては、ポータル等に比べると、解いた後のカタルシスは低い。仕掛け自体が地味なので、淡々と解いて行くという感じ。難易度は後半になるほど上がっていくものの、全部がそうではなく、あっけなく簡単に解けるものもある。
 5回位Walkthroughを参考にしたけど、そのほとんどが「え!そういうのあり!?」という解き方だった。

 パズルは中盤までは楽しめたが、正直言って終盤は面倒臭さも感じた。特にイベントもなく、カットシーンもラスト前だけ。もっとプレイヤーを引き込む演出が欲しいところ。Steam(満足度3.5/5 )


【パズル】
 
ドアやその他のメカを動かすにはエナジーボールが必須。青(オン/オフ)、緑(オンオフを繰り返す)、オレンジ(動作まで時間差がある)、紫(不明)の4種類がある。   マグネットクレーンとプレッシャープレート。

   
 
エナジーキューブ(正式名不明)でレーザーを遮断。   積み上げて監視カメラの視界を遮る事も。

   
 
移動&回転ブリッジ。   途中からTomもパズルに参加する。Eで切り替え。

   
 
階段も登れる。Tomにしか操作出来ないスイッチもある。   TomからAvaに切り替えるには、同じくEを使う。Avaの姿が見えない時はBackspaceでも可能。

   
 
レーザーバルカン砲(右上)。   音声ログ:字幕が出ないのでほとんど聞いていない。

【ストーリー概略】(ネタバレ)
 事の発端は、エウロパの地下で氷の中から発見された微生物。それはOrganism 119と命名された。地上班はそのDNAを修復し研究した結果、人類に不老不死をもたらすという、驚くべき能力を持つ事を知る。そして彼らは自らの体に注入する・・・。

 事態を知った地球のISAは、これは明らかな倫理違反であり、Organism 119は地球に甚大な害を及ぼすと判断した。エウロパからOrganism 119の持ち出しと、感染者の地球への帰還を阻止する為に、Tomに指令を与え、Avaがコールドスリープから覚醒された。
 地上班はTuring Testの設備の最深部にいると思われ、AvaとTomはTestを進めていくが・・・。

 最深部でAvaを出迎えたのは、地上班唯一の生存者Sarahだった(スクショ)。彼女は興奮気味に言う「私達は人類を死から開放する偉大な治療法を発見した。これは伝説の『若返りの泉』なのよ!」
 Sarahは話を続ける「Ava、あなたの腕には神経に直結したバイオチップが埋め込まれている。あなたの行動は全てTomに操られていたのよ!」
 Avaは驚きを隠し得ない。Sarah「さあチップを取り出して一緒に地球へ帰りましょう!」Avaは迷うことなくSarahに従う。二人はTomの本体とも言えるサーバールームを目指す。Tomはなす術もなくカメラで追うだけだったが・・・。
※以上はかなり意訳が入ってます。メールや音声ログには、地上班に起こったトラブルやTomの行動の詳細が記録されているらしいですが、自分はスキップしたので把握していません。

■2016年03月27日(日)

「Republique」(ネタばれ)
 Episode 1〜4は以前取り上げたので省略。今回追加されたEpisode 5は、基本的には1〜3と攻略法は変わらない(4は他とは少々異なる)が、攻略ルートが二つあり、ちらっとYoutubeで確認したけど、かなり内容は違うよう(ラストは同じ)。ゲームの概要はPS4版のサイトを参考に。

 ずっとストーリーが気になっていたので、日本語化は本当に嬉しい。Episode 1からやり直して、一応自分なりの解釈を一番下に書いたので、ネタばれでよければどうぞ。Steam(満足度4/5)


 
各エピソード開始時には、まずプレイヤーに電話がかかってくる。プレイヤーが演じるのは誰なのかは重要ではない。   ヒロインのプロフィール。

   
 
オープニング後のルート選択シーン。左からホープ、ゼーガー(レジスタンス)、ミレー(サイバーガード)。ホープを選ぶとランダムでゼーガーかミレー・ルートになるよう。(未確認)自分はゼーガーを選んだ。   ステルス・ゲーとしては簡単な方だと思う。捕まると持っているアイテムは没収されるので、催涙スプレーやスタンガンは積極的に使った方がいい。

   
 
円で囲ったドライバーは必須アイテム。ガードに捕まると没収され詰んでしまう。念のため取る前のセーブデータをバックアップしていた方がいいかも。   終盤、何をやっていいのか分からなかったシーン。スペース・キーで黄色の点に近づき、データを幾つか回収したら次に進める。
 
【ストーリー考察】
 舞台となる「謎の全体主義国家メタモルフォーゼ」の具体的な場所や規模等は全く不明。ゲームの大半は地下施設での話。トップの指導者トレグラゾフは「所長」と呼ばれている。

 メタモルフォーゼでは、独裁国家によくある反逆者の粛清や禁書等の情報管理が行われ、ヒロインのような汚染された(思想的に)人間が「教育、更生」の名目で監禁されている。
 警備はプリズラックというガード達が担っているが、まともな人間はいない。ほとんど全員が凶悪な犯罪歴の持ち主で、彼らとて粛清の例外ではない。

 地下施設ではある種の研究等も行われているらしいが、メインとなるのは「ターミナス」と呼ばれる巨大な設備。一言でいうと、地球規模の万能ネット監視コンピュータ。メインの仕事は個人や国家レベルの情報収集。どうやらこれは所長の野望の実現に不可欠なものらしい。余談だが、なぜか所長の顔にはいつもモザイクがかかっている。
 所長の話では、ヒロイン、ホープは「プレカリ」であり、体内には全人類の英知と経験が記憶され、いわば生きた巨大なデータ記憶装置だとか。

 死んだと思われていたレジスタンスのリーダー、ゼーガーの復活により、プリズラックの中からもレジスタンスに賛同する者が出てきた。もはやメタモルフォーゼの破滅は避けられない。ホープもターミナスの破壊に加担する。
 そして遂にホープは地上に脱出する。しかしそこは某大国とメタモルフォーゼの調印の場であり、所長も待ち受けていた。ターミナス無くともホープがいれば、所長の野望は完全に潰えた訳ではない。
 もはやホープは自分という存在が、世界に及ぼす影響をいやと言うほど理解していた。最後の選択の時が来た・・・。

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