■2014年10月25日(土)

「Alien: Isolation」
 過去のエイリアン・ゲーは全てFPSで、ネタ元はドンパチ映画と化した2作目「Aliens」だったが、本作はアンドロイドや人間の敵を除くと、1作目のコンセプトをほぼ踏襲していて、文字通りノストモロ号の乗員が味わった恐怖を体験出来るサバイバル・ゲーになった。

 何の防御手段もない序盤でのエイリアンに対する恐怖は言うまでもないが、武器で追い払えるようになってからも、しつこく現れるので気が抜けない。
 まぁでもそこはあくまでゲームなので、AIはある程度鈍く設定され、セーブポイントも多いので、慣れてくる後半は恐怖が薄らぐのは否めない。

 酷評された前作とはうって変わった綺麗なグラフィック、作りこまれたアーキテクチャ、SF心をくすぐるハックツール等のガジェット類、演出を盛り上げる上質なBGMとSE等々、総体的に完成度の高い作品。但し、ストーリーに関しては凡庸。ヒロイン以外のキャラのドラマもいまいち。後半もやっぱりそうなるかという感じで意外性、盛り上がりに欠ける。映画1作目のファンならマストプレイ。(満足度4/5)


 
天井が低く狭い通路を怖々進む。これぞエイリアン・ゲーの醍醐味。   ロッカーの中よりも机の下の方が安全。

   
 
フェイスハガー:ほとんど無音で襲ってくるのでエイリアンより厄介かも。   アンドロイドは硬いが、ヘッドショットだとショットガン一発で倒せる。後半はより強いのが登場する。

   
 
ステーションでは日本食が大人気。   ん?!あれは・・・。映画のファンなら感涙必至のシーン。

   
 
DLC - Crew Expandable:ノストロモ号のクルー、Ellen、Dallas、Parkerの中からプレイキャラを選び、エイリアンをエアロックに追い込むというミニ・エピソード。やる事は本編と同じ。   DLC - Last Survivor:映画のクライマックスをプレイ出来る。スクショはスタート地点の脱出シャトル。リプリーの音声は映画から流用されている。

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