■2017年08月19日(土)

「Four Last Things」(ちょいネタバレ)
 AdventureGamersのレビュー見たら面白そうなので買ってみた。
 ジャンル的にはオールドスクールな2Dポイント&クリック、コミカルADV。グラフィックは主に16世紀のルネッサンス絵画から、音楽はクラシックからと、共に著作権フリーのものが使用されている。

 ある中年の男が旅の途中で悪夢を見る。彼は今までの人生を振り返り、七つの大罪(後述)を犯したせいだと狼狽する。懺悔し許しを請うために街の教会へ駆け込むが、男が罪を犯してきた場所は教会の管轄外だと門前払いされる。
 そして神父が言うには、もしこの街で罪を犯したなら、我々は助けになる事が出来ると。男は再び七つの大罪を犯すために街へ赴く・・・。

 カトリック教会では、Envy(嫉妬)、Gluttony(暴食)、Greed(強欲)、Lust(色欲)、Pride(傲慢)、Sloth(怠惰)、Wrath(憤怒)を七つの大罪としている。タイトルのFour Last Thingsとは、死、審判、天国、地獄の事。
 作者のJoe Richardson氏によると、16世紀のフランダースを舞台にしたモンキー・アイランドだとか。モンティ・パイソンにもヒントを得たらしい。Steam


 
オープニング:まずは主人公の悪夢から始まる。左は有名なヒエロニムス・ボッス作の「快楽の園」。下へスクロールすると、エデンの園でアダムがリンゴを食べるべきか悩んでいる。これがなぜ悪夢なのかはリンゴを・・・。

   
 
緑の服が主人公。教会の前には罪を請う人々の列が。
絵は一部がアニメーションするだけ。セリフは字幕のみで音声はなし。字幕はクリックで進めるタイプなので、じっくり読む事が出来る。
  木の下で寝ている男に尋ねる。なぜ昼間から飲み食いしているのか?なぜ働かないのか?
ここの大地主なので働く必要がないと男は答える。そこで主人公は自分も仲間にしてくれと頼む。

   
 
そして、しばらく一緒に寝ていると、「おめでとう!Sloth(怠惰)の罪を犯しました」とメッセージが現れる。上の半円の絵は、ボッスの「The Seven Deadly Sins and The Four Last Things」の一部。   ある家の窓を覗くと美人がウインクした。いうまでもなく、これはゴヤ作の「着衣のマハ」だが、もう一枚の「マハ」は・・・。
これはLust(色欲)かな?

■2017年08月18日(金)

「Get Even 日本語追加」
 一言でいうと、ハイテク社会を背景にした家族の悲哀を描いたゲーム。
 一応エンディングは見直したけど、面倒くさいのでリプレイはしない。
Steam

■2017年08月17日(木)

「Observer」その2
 本作の特徴でもある他人の脳をハックするシーン(スクショ)まで進めてみた。
 しかしハッキング・シーン長すぎ。訳の分からない演出が延々と続くが、正直言って面白いものではない。こういうのを何度もやらされるのだろうか?ん〜、想像していた内容とは違うような・・・。

 コミュニティのガイドを参考にしてChromatic aberration(色収差)をオフにしたらテクスチャのボケが無くなり、目にもやさしい絵になったような気がする。


 
目まぐるしく画面が変化する。激しい光の点滅もあるので苦手な人は要注意。   シーンの最後にあるパズル。詳しく書けないがTV画面がヒント。

■2017年08月16日(水)

「Observer」その1 - ファースト・インプレッション
 日本語消されたけど、割引もあるし取りあえず買ってみた。コミュニュティでBloober Teamの人が「We will adding additional languages in the near future」と言っているので、たぶん日本語追加はコンソール版リリースと同時になると思われる(期日不明)。
 序盤をちょっとやってみたけど、かなり会話シーンが多い。なので今回は日本語解禁を待とうと思う。
Steam

 
ルトガー・ハウアー演じる刑事ダニエル・ラザルスキ。ちなみにハウアー氏は御年73歳。声に衰えを感じなくもない。   ラザルスキは定期的に発作(?)を抑えるSynchrozineという薬を注射しなければならない。

   
 
主な舞台は息子が住むスラム街のアパート。古びた壁にはホロスクリーンが貼られ、いかにもサイバーパンクという感じ。   現場の捜査にはElectromagnetic VisionとBio Visionという二つのモードを使う。前者は机の中のアイテムも検知する。

【FOV変更】
 Hellbladeと同じ方法。
C:\ユーザー\ユーザー名\AppData\Local\TheObserver\Saved\Config\WindowsNoEditorにあるEngine.iniに

   [/Script/Engine.LocalPlayer]
   AspectRatioAxisConstraint=AspectRatio_MaintainYFOV

と書いて保存する。

 
左:デフォルト。右:変更後。具体的な数値は不明。Layers of FearはUnityエンジンだったが、本作ではUE4に変更された。汚れた空気を表現するためか、フィルムグレインが強めでテクスチャもボケ気味。UnityよりGPUパワーを多く使う。あと窓モードが保存されないバグがある。

【20%オフクーポン】

 クーポンの使用期限は8/29 16:00まで。20%オフで2,384円也。

■2017年08月14日(月)

「Hellblade: Senua's Sacrifice」クリア
 名作だと思う。ただ、神話等に興味がない人間としては、ゲームの題材としては面白いが、感動とまではいかなかった。

 ヒロインは精神を病んでいるという設定だが、ハンデを負わせる事によって、よりドラマチックになり、プレイヤーの感情移入や没入度を増す大きな要因になっている。Senuaの場合は、恋人への愛という触媒によって、ハンデは勇気へと昇華している。

 同梱の「Hellbladeドキュメンタリー」を見ると、制作のNinja Theoryが精神疾患の把握に関して、かなりの労力と時間を費やした事が分かる。当事者に話を聞くだけではなく、ゲーム制作にも参加してもらうという姿勢に、デリケートな課題に取り組むNinja Theoryの気遣いが伺える。

 ゲーム内容に話を戻すと、個人的に戦闘はEasyでも難しかった。下で、死んだ回数が加算云々と書いたが、死ぬとSenuaの右腕が指先から次第に黒く変色していき、顔まで達するとゲームオーバーになりセーブデータも消されるらしい。
 自分は或るシーンで10回以上死んで、肩まで黒くなったが、ゲームは続けられた。ちなみに次のチャプターに入ると死んだ回数はリセットされ、腕の色も元に戻る。パズルは歩き回るのが少々面倒くさいものの、最後まで楽しめた。難易度は低いと思う。
 何と言っても見どころは、やはりMelina嬢の熱演である事は間違いない。10時間でクリア。尚、クリアするとセーブデータは強制的に消されてしまう。(満足度3.5/5)

■2017年08月12日(土)

「Hellblade: Senua's Sacrifice」その2
 強敵が増えたきた事もあって苦戦中。ボス戦は時間が長くてうんざり。元々チャンバラゲームは得意ではないので、死ぬ回数が増えるばかり。防御と回避が大事なのは分かっているものの、中々難しい。

 スクリプト上、死ななければならない戦いもあるようで、コミュニティでは、30分戦っても終わらない、どうしたらいいのか?というスレもあり、頑張りすぎるといつまで経っても終わらないという事態もあり得る。
 死ぬ回数が加算されるペナルティが気になるが、まぁぼちぼち進めて行こうと思う。

■2017年08月11日(金)

「Layers of Fear」
 本作を持っていると、来週リリースの>observer_が2割引になるという事で買ってみた。現在75%オフで495円也。Steam

 基本は探索。絵(スクショ)を完成させる為のアイテムを探しつつ、会話や文書でストーリーが語られるというよくあるタイプ。
 最初は面倒くさいのかな?と思ったけど、ルートはほぼ一本道で無駄にウロウロさせられる事もない。引き出し等に入った文書も全て読む必要もない。

 ホラー演出は、じわじわ来るタイプやびっくり箱的なものまで色々揃っているが、昼間にネットTV見ながらのプレイだったせいか、全く怖くなかった。
 前半は退屈だったが、後半はパズル度が上がって結構面白かった。特筆すべきはグラフィック。去年リリースのゲームながら、最新のゲームと比べてもかなり綺麗な方だと思う。大小のオブジェクト類も手抜きなく丁寧に作られていて好感が持てる。約3時間でクリア。価格を考えれば満足度4/5。

■2017年08月09日(水)

「Hellblade: Senua's Sacrifice」その1 - ファースト・インプレッション
 昨日リリースされてからずっと迷っていたけど、評判は悪くないようなので買ってみた。特にケルトや北欧神話に興味がある訳ではないが、ヒロインSenua役のMelina嬢の演技には惹かれるものがある。ちなみに彼女は俳優ではなく、ビデオ編集スタッフだとか。

 コミュニティではウォーキング・シミュレーター+パズル・ゲーという意見もあるが、序盤をやった限りでは正にそういう感じ。
 戦闘は特定の場所で発生し、3、4体が出てくるというパターンばかりなので、特に面白いものではない。
 武器は剣のみで、アップグレードやキャラの成長要素等は一切ない。

 ちょっと気になったのは最初に死んだ時、「失敗する度に闇の腐敗は広がる - 腐敗がセアヌの精神に到達すれば探求の旅は終わる - そして全ての歩みは失われる」というメッセージが出たが、これは死ぬ回数が多いと、強制的にゲームは終了になり、セーブも消されてしまうという事なのかな?いまいちシステムがよく分からない。Steam


 
最初に出る警告文:精神疾患を経験した人が、序盤でプレイを断念したというスレがコミュニティにあったけど、結構リアルなのかも。   ヒロインSenua:目がヤバイ。

   
 
向こうの扉を開けるには、フィールドに点在するシンボルを、特定の場所から見なければならない。   アーチやゲートを通ると、新しいルートが現れる。

   
 
序盤なので戦闘は楽勝だが、単調さは否めない。   案内人的な石碑。

【FOV変更】
 C:\ユーザー\ユーザー名\AppData\Local\HellbladeGame\Saved\Config\WindowsNoEditorにあるEngine.iniに

   [/Script/Engine.LocalPlayer]
   AspectRatioAxisConstraint=AspectRatio_MaintainYFOV

と書いて保存し読み取り専用にする。

 
左:デフォルト。右:変更後。具体的な数値は不明。グラフィックはテクスチャが少々ボケ気味なものの、そこそこ綺麗で動作も軽い。マウスの感度調整が出来ないので、視点移動が遅くもどかしい。

■2017年08月03日(木)

「Tacoma」
 ゲームの概要はストアページで。以前から気になっていたタイトルなので取りあえず買ってみた。

 プレイヤーがやる事は、宇宙ステーションの中を移動し、消えた乗員のバーチャル・ビデオを再現するだけ。パズル性は皆無。
 正直言ってストーリーはいまいち。トラブルに対応する乗員達の苦悩はもちろん、私生活や恋愛も描かれるが、陳腐なTVドラマを超えるものではない。
 ストーリーの骨子は現在の社会にも通じるものがあるが、掘り下げ方が浅い。それにしても?なラストだった。

 普通にクリアするなら2時間掛からないと思う。コミュニティでも言われているように、これで2千円は高すぎ。(満足度3/5)


 
主人公:特に重要ではない。   ステーションの乗員は6名。

   
 
まずここに記録デバイスを装着。   バーチャル・ビデオ再現中:乗員達は正社員ではなく下請けの契約社員。

   
 
記録が完了したらデバイスを外し、次のセクションへ進む。この繰り返し。   ステーションAI ODIN:AIにも人権(?)のようなものがあるらしい。

■2017年08月02日(水)

「The Elder Scrolls V: Skyrim」
 Gamersgateから346円で購入。まだ最初の村に着いたばかり。ファンタジーRPGは自分の好みには一番遠いジャンルだけど、暇つぶしにはなるかな?まぁ正直言って途中で飽きる可能性大。

 ちなみに今月は16日の>observer_を購入予定。

2017年07月へ