■2013年08月01日(木)

「Haswell: Intel Core i5 4670」
 ケースはSilverstone SST-LC13B-E。中は狭く、いつも作業に苦労するので、今回はMicroATXのマザーボードASUS H87M-PROを選んだ。GPUはMSI N650GTX-Ti Cyclone II PE OC。SSDはIntel 320 Series 120GB、同330 Series 120GB、同335 Series 180GB、各1台。サウンドカード、ブルーレイ・ドライブは付けてない。CPUクーラーはZalman9500(ファンは交換)。
 ハードのセッティングは30分で終わったものの、いつもの状態までの再構築に二日掛かった。
 Win7の新規インストは電話認証(機械対応)になり、しかも1回目失敗で2回目で無事認証。ここで一日目終了。

 まぁしかし予想していたけど、アップデート・パッチの多さには参った。やっと終わったと思って再起動すると、また何十個も来ている。この繰り返しにうんざり。

【旧PC】
 CPU: Intel Core i7 870
 MotherBoad: ASUS P7P55D-E
 Memory: CFD W3U1333Q-4G DDR3 PC3-10600 4GBx2
 GPU: MSI N650GTX-Ti Cyclone II PE OC


【CrystalDiskMark】
 H87M-PROのSerial ATAはネイティブで6Gb/s対応。旧ボードのASUS P7P55D-E(3GB/s)とのSSDベンチ比較。(どちらもAHCIモード)
 
左:H87M-PRO、SSD 330 Series 120GB。右:P7P55D-E、SSD 320 Series 80GB。Win7の起動は旧システムの40秒から27秒に縮まった。Win8だと10秒位になるかも。

【PCMark 7】
 PCの日常的な処理の総合的なパフォーマンスの比較。
CPU、GPUの組み合わせは表記の通り。i7 870はi5 4670よりキャッシュやスレッド数で勝るが(クロックは後者が高い)、新旧の差は歴然。中段のIntel HD Graphics 4600はCPU内蔵のGPU。(650tiのドライバは320.18)

【3DMark 11】
 お馴染み3Dベンチの比較。
CPU、GPUの組み合わせは表記の通り。僅差。下段のドライバが非承認と出ているが、マザー付属のCDからインストした。

【アイドル時の消費電力】
 Zalman ZM-MFC3でのシステム合計値比較。
左:i5 4670&内蔵GPU、23W。中央:i5 4670&650ti、33W。右:i7 870&650ti、50W。

【CPU温度】
 Metro 2033を30分遊んだ後の温度。HWMonitor1.23で計測。
 数値は左:リアルタイム値でゲーム後降下中。中央:アイドル時の最小値。右:ゲーム時の最高値。(GPUは650ti、室温27℃)

【考察】
 これまで使っていたi7 870は2009年リリース。今回買ったi5 4670より二世代前の製品。ゲームではそう大きな性能アップは期待出来ないものの、
PCMark 7の結果通り、通常の使い勝手の向上は十二分に実感できる。消費電力の低さも嬉しい。
 試しに内蔵GPUでMetro: Last Lightを動かしてみた。650tiと同じ画質設定では一桁台のfpsで紙芝居状態だが、解像度を1600x900に落とし、他の項目も最低にするとそれなりに遊べる。その時の消費電力は70W(システム合計値)を超える事がなかった。重いゲームをやらないなら、内蔵GPUとACアダプタ電源で、そこそこ快適な省エネPCが作れそう。

【余談】
 実は上の記事を半分書いたところで、RealtekのLANアダプターがPCから時々消えてしまう現象が起きるようになった。接続の不具合ではなく、デバイスマネジャーを見るとネットワーク・アダプターの項目自体が消えている。
 BIOSを弄ったり何度か再起動をすると直るが、二度三度と繰り返すのでAmazonで交換してもらった。ちなみにマザー交換したら、またWin7の再認証を求められた。

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