■2022年03月25日(金)

【Martha Is Dead】(ちょいネタバレ)
 動作がやや重くバグにも遭遇したけど、展開が気になって一気にクリアしてしまった。概要はストアページで。

 精神疾患の人間を主人公にしたストーリーは、ゲームの世界ではそう珍しくない。本作の制作元LKAの旧作「The Town of Light」もそうだった。
 狂った主人公が行う残虐な行為はエンターテイメントであり、怖いもの見たさ欲を満たす美味でもある。
 まぁでも本作のグロ度はかなり高めなので要注意。

 プレイヤーはヒロイン、ジュリアと一体化し、彼女が行う一部始終を体験し目撃する。自分には非現実過ぎて関係ないと距離を置く人もいれば、彼女の行動を理解しようと分析に務める人もいるはず。
 しかしそれは容易な事ではない。家族、恋愛、土地、気候、伝説、そして戦争が複雑に絡んだ糸を解くのは永遠に無理なような気もする。
 あと教会はあるものの具体的に宗教は登場しない。宗教は救済にならないと作者は判断したのだろうか。

 人間の精神は脆い。普段は脳の片隅に隠れている闇が一旦爆発すると、あっという間に正常な感情は浸食されてしまう。人はそれを無意識に恐れている。恐れが大きいほど刹那的な快楽に逃げる。
 ジュリアの対処法は対象を消す事。これほど確実な方法は他にないが、愛してると言いながら家族を危めるとは何という悲劇。作者は様々な手法でプレイヤーに問いかけているように思える。いや、これは試練なのかも。6.5時間でクリア。(満足度3.5/5)


 
朝日に映えるトスカーナの風景。世界屈指のワインの名醸地だとか。   マーサが亡くなった湖。アイテムを揃えるとボートで向こうの小島に行ける。あともう一か所行く場所がある。

   
 
ホットスポットは逆三角形で表示され、近づくと手のアイコンに変わり操作出来る。バッグは必須アイテム。   バッグを開くとインベントリになり、目標やログが見れる。

   
 
人形劇で事件の再現をするシーン。間違うとやり直し。人形が演じるとは言え、家族の愛憎劇は見ていて辛いものがある。   全体マップ:そう広くない。移動用の自転車もあるが操作性悪し。

【モールス電信機】
 中盤あたりで「パルチザンを手伝うか」「父親にこの計画について話す」の二つの選択肢が現れる。
 前者を選ぶと電信機のパズルが遊べる。結構面倒臭いしスルーしてもエンディングには影響しない模様。

 
送信:家の近くの道路に戦車がいる事を伝えなければならない。キーワードを上のパネルから選ぶだけ。頭の「町 炎上」は合言葉のようなもの。最後には「オーバー」をつける。キーワードが正解なら右の信号キーで打電する。_ . はリズミカルに打つのがコツ。   受信:送信が終わると受信が始まる。下に出る_ . を下のパネルをヒントに解読する。スクショを拡大すると一番最初の「... _ .」の説明になる。

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